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【ファミリーインタビューvol.3】コロナ禍がくれた決断のとき。家族の時間を最優先に叶えたUターン移住
内容
新型コロナウイルスの流行は、多くの人々の働き方や家族との関係を見つめ直すきっかけとなりました。株式会社いのラボに勤務する西澤さんも、コロナ禍を機に家族の未来を考え、妻の故郷である新潟市へのUターンを決意した一人です。長男の小学校入学という節目に合わせ、神奈川県川崎市から移住。仕事と子育て環境が大きく変化した今、その暮らしぶりと新潟で感じている豊かさについてお話を伺いました。

プロフィール:西澤 卓(にしざわ すぐる)さん
株式会社いのラボ勤務。妻、長男(9歳)、次男(4歳)の4人家族。以前は神奈川県川崎市に暮らし、共働きで子育てをしていた。コロナ禍と長男の小学校入学を機に、妻の故郷である新潟市へUターン。現在は仕事と子育てを両立しながら、家族との時間を大切にする日々を送っている。
移住のきっかけは「長男の小学校入学」
西澤さんご一家が新潟への移住を具体的に考え始めたのは、コロナ禍での生活がきっかけでした。「元々は神奈川で暮らし、長男もそこで生まれました。しかし、コロナ禍で生活が一変し、神奈川で暮らし続ける意味を考えるようになったんです」と当時を振り返ります。大きな決め手となったのは、長男の就学のタイミングでした。「小学校に上がってから転校させるのは、子どもにとって負担が大きいと思いました。それなら、入学のタイミングに合わせて引っ越して、最初から新潟の小学校に通わせてあげたいと考えたんです」
家族にとって最善の選択を、と熟慮を重ねた末の決断。2023年2月、西澤さんは転職サイトで見つけた「株式会社いのラボ」の面接と見学に訪れ、その日のうちに転職を決意。ご家族の新しい生活が、ここからスタートしました。
「社長の人柄」に惹かれ、働きやすい環境へ
数ある企業の中から「株式会社いのラボ」を選んだ理由は何だったのでしょうか。西澤さんは「自費診療に力を入れている事業内容に魅力を感じた」ことに加え「社長の人柄が大きかった」と語ります。
「面接の際に、社長が社員一人ひとりの活躍や成長を真剣に考えてくれている姿勢が伝わってきました。社員の家庭生活にも配慮してくれているという言葉は、妻にとっても大きな安心材料になったようです」

その言葉通り、新潟での生活は仕事と育児の両立がしやすい環境へと大きく変わりました。以前の職場よりも勤務時間が短縮され、毎日午後9時半には帰宅できるようになったことで、子どもたちが眠る前に「おやすみ」を言える毎日が実現しました。 神奈川時代は妻に任せきりだった「ワンオペ育児」の状態から、夫婦で協力して子育てに関わる時間が増えたことは、何より嬉しい変化だったそうです。
祖父母のサポートがもたらした、心のゆとり
新潟に移住して得た最も大きな変化は、妻の実家が近くなったことによる「祖父母のサポート」だと西澤さんは言います。「子どもの急な体調不良の時など、義理の両親に預かってもらえるのは本当に助かります。以前は妻が仕事を休まなければならず、職場に申し訳ない気持ちを抱えていましたが、今はその心配がなくなりました」
さらに、小学生の長男の宿題を見てくれるなど、日常的なサポートも大きな助けになっているそうです。夫婦だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に子育てに参加する。そんな温かい環境が、ご夫婦の心に大きなゆとりをもたらしています。
待機児童ゼロ、無料の公園。新潟ならではの子育て環境

新潟の子育て環境には、驚きと発見の連続だったと西澤さんは話します。
「妻が就職活動中でも、下の子が保育園に入園できたことには本当に驚きました」
神奈川での大変な“保活”を経験していたからこそ、待機児童ゼロを掲げる新潟の状況には感銘を受けたそうです(ただし、入園後3ヶ月以内に就職先を見つける必要があり、少し焦りも感じたとのこと)。
また、休日の過ごし方も新潟らしく変わりました。
「新潟は無料で遊べる広い公園がたくさんあって、駐車場代もかからないのが嬉しいですね。神奈川では駐車場が有料のことが多かったので、気軽に遊びに連れて行ってあげられるのは大きなメリットです」
今では、毎週日曜日に近所の商業施設でバスボムを買い、自宅のお風呂で楽しむのが家族のささやかな恒例行事になっていると、笑顔で語ってくれました。
「親からのサポートが本当に大きく、仕事と子育ての両面で困ることは特にありません」と、新潟での暮らしを総括してくれた西澤さん。 職場では子育て世代に手厚い手当があり、地域に目を向ければボランティアによる子どもの見守り活動もあるなど、公私にわたるサポート体制が家族の生活を支えています。 Uターンという決断が、家族の時間と心のゆとりを育む、新しい暮らしの扉を開いてくれました。



