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【ファミリーインタビューvol.6】都会での経験を経て実感した新潟の働きやすさ
内容
新潟市江南区にある「曽野木アルル保育園」で、主任として活躍する澤田未樹さん。神奈川県での保育士経験を経て、結婚を機に地元・新潟へUターン。現在は5歳と2歳の男の子を育てながら、時短勤務で仕事と家庭を両立しています。都会での経験があるからこそ強く実感するという、新潟の「働きやすさ」と子育て環境の魅力について、お話を伺いました。

プロフィール:澤田 未樹(さわだ みき)さん
新潟市出身。ご主人と長男、次男との4人家族。大学卒業後、新潟市内の保育園で1年間勤務。その後、ご主人の就職に伴い神奈川県へ移り住み、3年間保育士として働く。結婚を機に新潟へUターンし、「アルル保育園」を運営する社会福祉法人仁和会に入職。同法人で約10年間勤務し、2度の産休・育休(それぞれ1年間)を取得。現在は「曽野木アルル保育園」で時短勤務制度を活用しながら主任として活躍している。
「いつかは新潟で」Uターンを見据えたキャリア選択

新潟市出身の澤田さん。大学を卒業し、保育士として新潟市内の保育園で1年間のキャリアをスタートさせました。しかし、当時お付き合いしていた現在のご主人が、大学院卒業後に神奈川県で就職が決まったことを機に、自身も神奈川へ移り住むことを決意します。
「もともと一度は県外に出てみたいという気持ちもありましたし、保育士ならどこでも仕事はあるかな、と思って」と、当時を振り返ります。神奈川でも保育士として3年間勤務。都会での経験を積む中で、ご主人との結婚が決まります。
お二人とも新潟出身。将来のことを考えた時、自然と「新潟に戻る」という選択肢が浮かび上がりました。「お互いの実家が新潟にあるので、将来子どもを産んだ時のことを考えると、実家が近い方がいいかな、と。それに、私は二人姉妹なのですが、姉が名古屋に嫁いでいたので、どちらかは新潟にいた方がいいかな、という思いもありました」
地元・新潟で安心して子育てをしたい。そんな思いから、ご主人と共にUターンすることを決めました。神奈川での生活も充実していたとのことで、新潟に帰ることへの不安はなかったのかお聞きしたところ「まったくなかったですね。むしろ帰りたかったので『やったー!』という感じでした」と笑顔で話してくれました。
「辞めるのが当たり前」だった環境から、育休取得率100%の職場へ
澤田さんが神奈川で働いていた当時、職場環境は今とは大きく異なっていたと言います。 「私がいた園では、産休・育休を取っている人が1人しかいませんでした。当時は、妊娠や出産を機に仕事を辞めるのが当たり前、という雰囲気で…。私も新潟に戻っていなかったら、仕事を続けていられたかどうか分かりません」
さらに、人間関係にも悩んだ時期があったそうです。「やっぱり女性が多い職場なので、派閥のようなものがあったり、夜中まで仕事が終わらなかったり…。今考えると、よくやっていたなと思います」

新潟へのUターン後、曽野木アルル保育園で働き始めて約10年。澤田さんは2人のお子さんを出産し、それぞれ1年間の育児休業を取得しました。
「ここは育休取得率が100%なんです。だから、お休みをいただくことにまったく抵抗はありませんでした。むしろ『ゆっくり休んでね』という雰囲気で」
現在は主任という立場ながら、8時15分から16時までの時短勤務を利用しています。「本当に融通を利かせてもらっています。子どもの急な発熱などで休む時も、園長先生が『いいよ、いいよ! 子どものそばにいてあげてね』と優しく声をかけてくださるので、すごく助かっています」
この「働きやすさ」の背景には、園全体に浸透する「お互い様」の精神があります。
「子育て中の先生が多いので、みんなが『大変だよね、分かるよ』という気持ちで助け合っています。ベテランのパートの先生方も『自分たちも子育てで大変だったから、今の世代を応援したい』と温かくサポートしてくださる。本当に人間関係に恵まれているなと実感しています」
都会の厳しい環境を経験したからこそ、曽野木アルル保育園の温かい職場環境のありがたみを、より一層強く感じているそうです。
車社会、豊かな自然、温かいご近所さん。新潟は「何でも揃っている」子育て天国
新潟での子育ての魅力について尋ねると「まずは、やっぱり両方の実家が近いことですね」と澤田さん。仕事と育児の両立において、ご両親のサポートは大きな支えとなっています。

また、意外にも「車社会であること」もメリットだと感じています。「都会だと電車移動がメインになりますが、子ども二人を連れて電車に乗るのは本当に気を遣います。その点、新潟は車移動が基本なので、車内で子どもたちが騒いでも気になりません。すごく気が楽ですね」
休日は、5歳と2歳の元気な男の子たちと、アクティブに過ごすのが澤田さんファミリーのスタイル。「以前は『新潟って何もないな』と思っていたんですけど、Uターンしてみたら『意外と何でもあるじゃん!』って(笑)。海も山も川もあって、ごはんも美味しい。子育てするには本当にいい環境だと思います」
ご近所付き合いが希薄になりがちな現代ですが、澤田さんのお住まいの地域はコミュニティが温かく、それも子育ての安心感につながっています。「公園に行けば誰かしら知り合いがいて、一緒に遊んでくれたり。そういうご近所さんの温かさも、すごくありがたいなと感じています」
よくお出かけする場所は、公園のほか「あがりーな(阿賀野市)」や「わくわくヒルズ(阿賀野市)」「いくとぴあ食花(新潟市中央区)」「寺山公園(新潟市東区)」など、天候を気にせず遊べる全天候型の施設も多いそう。
「都会だと、どこへ行っても混んでいて、並ぶのが当たり前。新潟はそれなりに人はいますけど、子どもが待てるくらいの混み具合なので、気軽に出かけられるのもいいですね」
最近はキャンプにも挑戦し「福島潟(新潟市北区)」や「ニノックススノーパーク(新発田市)」などで、家族で自然を満喫しています。
「比べない」ことが、保育士ママとしての大切な視点
ご自身も保育士として多くの子どもたちと接している澤田さん。二児の母として、ご自身の子育てで大切にしていることを伺いました。

「職業柄、どうしても周りの同じ年齢の子と比べて『うちの子はこれができないな』とか、気になってしまいそうになるんです。でも、そこは意識して『比べない』ようにしています。他の子と比べるのではなく、その子自身の成長をしっかり見てあげることを一番大切にしていますね」
保育のプロフェッショナルとしての視点を持ちつつも、一人の母親として、目の前のお子さんたちの「その子らしさ」に寄り添う。その温かいまなざしは、園の子どもたちへも、ご自身の家庭へも、まっすぐに注がれています。
都会での経験も、新潟での現在の暮らしも、そのすべてが澤田さんの「今」を形作っています。Uターンという選択を経て手に入れた、仕事も子育ても大切にできる理想のワークライフバランス。「お互い様」の精神が息づく新潟で、澤田さんの充実した日々は続きます。



